1週間無限ループにいました

この話は、なぜか最近思い出して、記憶が曖昧で話もわかりづらいかもしれませんが精一杯思い出して書きましたのでよろしくお願いします。  

私は小学生の頃、とある神社にループ空間に閉じ込められた事があります。
私は夏休みにいつも一人でとある神社で遊んでいました。
神社は、そこに登るための急な階段、鳥井があり、神社にたどり着くとその建造物と生い茂った植物が至る所にあり、
言えばあまり綺麗な神社ではありませんでした。  

ある日いつも通りにあの神社に遊びに行きました。
そして、いつも通りに神社に行くための階段を上がりました。
と神社からいきなり爆発音がしました。  
驚いて怖くなって、急いで階段を下りました。
すると、何故か神社に着いてしまいました。
その神社には神社に登る階段以外ありません。
しかしいきなり、下ると神社に着く階段が実現しまったのです。

その後、もう一回下りましたが、また同じ神社。
それを何回も繰り返して、私は帰れないこと察しました。
その時立ち止まりましたが、私はもっと怖いことに気が付きました。
太陽がなかったのです。太陽がないのに明るい。
それに、動物や人もいない。ただ、風の音だけ。
その日は猛暑日でしたがその瞬間得体の知れない寒さをいまだに覚えています。
やはり、その時は泣いてしまいましたが、人間は人間の要領以上の出来事が起きると、狂ってしまうのですね。
私は、何百回目かで泣きながら笑っていました。
そして涙が枯れると、その神社の建物で眠りました。
この時は気付きませんでしたが、北欧の白夜のように、ずっと昼の状態で、まるで時間が止まったかのようでした。
そして、目が覚めると同じことを繰り返す。
それから同じことを繰り返して明るいまま眠くなった時に、神社の柱に印をつけていました。
その期間は私は何故か、空腹感がなかったのです。
喉も乾かなく、同じことを繰り返すだけ、まるでロボットのように。

それを続けて1週間後、変化が起きました。
その日、下の階段から下駄の音が響いたんです。
何かとそちらの方向を見たら、着物を着た痩せこけた老人が上がってきたのです。
その老人は神社に到着すると私を見て、大きな目をして、すぐさま私のところへ走り、
優しい声で「ごめんな。辛かったなぁ。もう帰ろうねぇ。」と、すると老人は、指を鳴らしました。
すると、セミの合唱が思い出したかのように鳴り響き、また人の声も聞こえてきました。
そして、老人も消えてしまいました。
私は怖くなって急いで家に帰りました。

母は、勢いよく帰ってきた私に、かなり驚いていました。
しかし、母親は、「あれ?今日早いのね?というよりまだ1時間も経ってないじゃない?どうしたの?」
何を言ってるのかわからなかった。私は1週間も神社に閉じ込められたのに。
しかしそれは壁にかかってある時計を見て全てを悟りました。
まだ神社に行ったあの日から10分も経っていませんでした。
その後の夏休み期間は、家族と出かける以外は、私はずっと家で引きこもっていました。
あの体験を1日でも早く忘れたくて。。。。
それ以来、私はあの神社にいけませんでした。

朗読: はこわけあみ*怪談ドライブ

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