これは私が大学生の頃体験した話です。
今から言う話は知る人が聞けば「あ、どこどこの大学でしょ?」と分かるかも知れませんが、どうか宜しくお願いします。
私は北海道のある大学に通っていました。
その大学には本館、新本館、旧本館と3つの建物がありそれぞれ学部や専攻授業やゼミによって使う教室が異なります。
私が所属していた経済学部には8のクラスがあり内3つは本館、4つは新本館、1つは旧本館を教室として使っていました。
もう察していると思いますが、私は旧本館のゼミ(2階)でした。
建物は古臭くエアコンも無く夏場は扇風機、冬場はボロいストーブで環境としては最悪でした。
教授に何度も本館や新本館で授業できないのか相談しても「空き部屋がない」の一点張りで、選ぶゼミを間違えたなと思っていました。
エアコンの有無もそうですが、何より酷かったのは上の階教室からの騒音でした。
机を引きずる音は勿論のこと騒ぐ声と笑い声が古い建物に響いていました。
初めは保育系の学部もあるのでその手の授業なんだろうと思ってましたが、
流石に苛立ち教授に「上の階の奴らがうるさい 授業に集中出来ない」と言うと
「そうか 君達にも聞こえるのか」と一言言うと次の日からうちのゼミは新本館に移動が決まりました。
私たちはあんなに劣悪な冷暖房について言っても
「空き部屋がない」「移動する必要ない」と言っていたのにも関わらず上の階の学生の騒音で覆るなんて良いのか悪いのか複雑な心境でした。
そんなある日教授の出張で急遽ゼミが休校になりました。
ゼミの友人数人と「馬鹿騒ぎしてる奴らを見に行って直接文句言おうぜ」となり2階のゼミ室の真上の階に向かいました。
でも行くことが出来ませんでした。
なぜなら2階から3階に向かう階段は途中でコンクリートで蓋をするように埋め立てられていたからです。
旧本館は4階建ですが、使えるのは2階まで 後は全てコンクリートで埋まっているようでした。
嫌な予感がしこの事には関与しないと決め大学を卒業するまで触れないようにしていました。
卒業式の日 教授に最後だからと上の階について聞いてみました。
そして沢山の事を教えてくれました。
大学の旧本館は(旧)本館とは名ばかりで本館ではなかった、元々精神病院の病室だった事
ある年のある日急に院長が業者を使いコンクリートで階段を埋めてしまったこと、
そして失踪し知り合いの学長が建物を譲り受け今の大学を使った事 毎年教授のゼミ生がその教室を使っているが、教授以外上の階からの音には誰も気がつかなった事
初めて私達のゼミ生だけがその音に気が付いた為急遽教室を変えたらしいです。
卒業して約8年、何故今この事について話をしたかと言うと、学長が大学を辞める際に教授に(旧)本館について院長つついて色々と話しをされたからです。
この事についてはまた機会があれば その時にでも。
