十五年前、仕事先の社宅が全焼してしまい、いっとき社長の所有している一軒家に、従業員6人で新しく社宅ができるまで住んでた頃の話です。
私は、一階の客間の部屋を借りてました。
少し霊感のある私は、その部屋に変な違和感を感じてました。
初めての夜寝ているときに、誰かが私の布団の上を歩き回る感覚がしました。
絶対に、目を開けてはいけない! と必死で終わるのを耐えていました。
でも、その現象は強くなっていきその時はいきました。
その日は、いつもより寝苦しく真冬で寒いはずなのに寝汗が止まらず、一度パジャマを着替え、再度寝直しました。
深い眠りについた頃、急に胸が重苦しく目が覚めました。
その時同時に、ヤバイ何かいる、目は開けちゃいけない! と必死で目をつむり続けました。
でも、誰かが私の目を凄い力でこじ開けてきて、耐えきれず開けてしまいました。
そこに居たのは、この世の者とは思えないぐらいの怖い形相のお婆さんが、私の胸の上に座って私の顔を覗いていました。
その瞬間あまりの恐怖で私は気を失ってしまいました。
その後私は、その出来事が怖くアパートを借り引っ越しをしました。