社会人になりたての夏、友人4人で心霊スポットに向かう道中、ゾッとした出来事を投稿させていただきます。
夜4人でカラオケに行った帰り、友人のひとりが、「夏だし、自殺の名所にでもドライブがてら行ってみるか!」と言い出し、私は全く乗る気じゃなかったけれど、その場の雰囲気をしらけさせたくなかったので、取り敢えず嫌だったけど行く事にしました。
そこは、神奈川県にある、自殺の名所で有名な湖です。
橋にはお線香やお花が供えてありました。
私は湖に近づくにつれ、身体が重く嫌な気分になりました。
けど、他の3人はケラケラととても楽しそうに笑いながら話をしていました。
右手には湖、左手側は山の法面で、街灯も殆ど無く、民家なんて全然無くて、只管真っ暗な湖を見ながら車を走らせていました。
車のライトが照らす前方の道を何となく見ていたら、前から腰が曲がった杖を突いて歩くお爺さんが歩いて来ました。
深夜1時を回っており、(こんな時間に何故?)って思って、隣の友達を見たら、その友達もお爺さんを見ていて、私は友達に「あのお爺さん何で?なんかこんな時間に怖い!」って言ったら他の友達も前から来るお爺さんを見ていて、すれ違いざまものすごい勢いで杖を突き、私達の車の横を通り過ぎて行きました。
その杖を突く異様な速さと歩く速さに車の中は大パニックに!
この場所から早く去りたくて、友達は必死に車をUターンさせ、町へと引き返しました。
あのお爺さんは一体何者だったのでしょう…物凄く怖いドライブになりました。