自分は燃やされていたかもしれない

 私は昔、廃墟探索に興味を示しある日に友達と一緒に行こうと言った記憶があります。

 誰もが行ったことのある心霊スポットを4個ほど、数か月をかけて、空いた日に行っていました。
 最後に行ったのが、ほぼ情報がない心霊スポットで、検索しても関連とは関係ないものが出てくるほど知られていないものでした。
 違和感を覚えたのが、最後に行った心霊スポットでした。
 友達が「さっきから後ろから足音しない?」と聞いてきて、僕も「気のせいでしょ」と余裕ぶっていました。
 探索中は特に何か起きることはなかったのですが、帰り道に何か焦げている匂いがしました。
 そこから何か自分の付近に何かいるのか? と思い始めてきたとき、パキっと音がして逃げ出しました。

 後日Youtubeでニュース関連を見ていた時、立て続けに自分が行った3カ所が、何者かの行動によって火事になっていました。
 しかも起きた火事の廃墟の順序が同じで、あまりにも偶然すぎて恐怖で震えあがりました。
 友達からも電話が鳴り、火事が起きたの見たかよッ!?って慌ててました。

 そこから数年後、わかったことが一つだけありました。
 写真ライブラリーをぐるぐると見つめていた時、昔行った廃墟の写真があり、どの廃墟の写真を見ても黒いモヤがかかっており、もしかしたら人の気配がしたのも煙の臭いもしたのも、何か自分らに警告しようとしてくれたんじゃないかなと思いました。

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