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探究心が恐怖心に替わる時

十数年前、心霊スポット巡りをしていた頃。

その時は普通に男二人で ドライブをしていました。

五戸町と言う町があり、 その近辺を走っていました。

運転手は友人。 自分は後部座席が、指定席。

春が終わり、梅雨が始まる季節だったと思います。

友人が「普段走らない道を走ろう」っと言うので 適当に、次は「右」「左」 等と適当に走っていました。

コンビニを左に見て、 そこを左に真っ直ぐ。

そうしたら目の前には 鳥居があり上に続く階段がありました。

鳥居を正面に道路も続いていて、左右に道路が分かれていました。

そこを確か右に曲がったと記憶しています。 暫く進むと左は林、右は畑、しかし違和感がありました。

それは友人も感じていたらしく、先に友人が 「なんか古くないか?」と。

確かに同じ事を 考えていました。

何年、何十年とそのまんまの車を見た事ありますか? 下が土だと埋まるんですよ。車って。

林とは逆の右側の畑は 一切手が加えられてなく、先程伝えたように 埋まった車が何台か。

さらに二人とも車に詳しかったのですが、 車も古い、その道を走って五分前後ですかね?

以外にも早く大きい道路に繋がりました。

しかし、その道路に出て 看板を見て二人とも無言で車を降りました。

地元民しか分からないと 思いますが、確かに五分前は「五戸」看板は「二戸」

五分ではとても行ける距離ではないのです。

三十分以上かけて 戻りました。

道中は 二人とも???だらけでした。

翌週、二人の友人にその話をした所、案の定 信じてもらえず、

その道を走った友人と 自分とさらに二人の友人を加えた四人でその場所に向かいました。

しかし、コンビニを曲がるまでは良かったのですが、鳥居がありません。

尚且つ、左右に分かれていた道もありません。

「ねーじゃん!」って 言われて腹が立ち 逆ギレしたのですが 確かに道がありません。

本当に意味がわからず あまりにも自分がキレてるので、友人達もだまり、暫しの沈黙…

「良し分かった!」 自分がそう言いました。

その時は「アンビリバボー」で地元が注目されていました。 覚えている方も居ると思います。

「杉沢村」 これを探しに行こう! 今考えれば何が 「良し分かった!」なのか訳ワカメですわ…

ただ、他の三人もテンションあがり、 「行こうぜ!」「良いね!」すぐに一枚岩に。

これが駄目でした。

時空を越えた後の人間は不安定な存在らしいのです。

四人のうち二人が 少なからず時空を越えて あまり時間がたってなかった。

これが駄目でした。 アンビリバボースタッフが 見つけれていなかった 「杉沢村」ですが。

地元民はもうほとんどの 場所を特定していました。

四人のDQNは死地に 向かって行きました。 なにも知らず。

道順は省きます。

近くまで近づいたのが まだまだ太陽が真上の 昼間でした。

しかし、 近くの道路を進むにつれて 薄暗くなっていきました。

その時でした。

「あれなんだ?」友人が 呟きました。

近くまで行き看板だと 気付き読んでから 四人は無言になりました。

「この先、日本国憲法は、適応されず。直ちに引き返すように」

正確には 全ての文字が カタカナでした。

「コノサキニホンコクケンポウツウジズヒキカエセ」

こんなの見たら言葉も出ませんわ。 ただ、そこは阿呆な四人。 前進あるのみ。

暫く進み、森が深くなり 友人のレジェンドでは 走れなくなりそうなギリギリの道だったのを 覚えています。

目の前には高さ5メートル?正確には分かりませんがアパート三階か四階くらいの高さでした。

その高さの壁が現れました。

今だと「進撃の巨人かよ!」ってツッコミが あったかと思います。

先程見た看板は完全に 忘れ、目の前の壁に テンションMAX。

皆で車を降り、 壁の前に「スゲーな!」 「写メとろーぜ!」等と はしゃいでいました。

暫く騒いでいると 友人の一人が

「この壁さ、何処まで続いてるんだろうな⁉」と言うので周りを 回ってみよう!となりました。

幸いな事に 周りがコンクリートで 舗装されていました。

いまかんがえたら変ですよね。そこに着くまでは 凸凹道だったのに。

そこは阿呆な四人組。 少し走るとドライバーが 「なんかあるぞ?」 その先には「門」がありました。

その門も 高さ5メートル近く。

「なんだこれ?ゾルディック家の門じゃね⁉」等と 話してました… テンションさらにMAX。

何処からか「?&?&?&?!&?」と、何かが聞こえました。

「は?なんか聞こえね?」と友人が言ったのとほぼ同時に

「おい!!」

四人ともDQNなので驚く前に「あ?誰だ?」 っと各々 言い返していました。

しかし、よくよく見ると 門の内側に人が居ました。奇形のお爺さんが。

「何しとる!どうやってきた!?」と、叫んでいました。テンションdown。

一番大人しかったドライバーが「迷いまして…」っと伝えると

「早く去れ!」

しかし、引き下がれず 「ここはなんですか?」 っと聞くと

「去れ!」

段々と爺さんの対応に 腹が立って来て テンションMAX。

なんとか、してこの施設?を聞こうとしていた所 その建物の方から

「ヴォアォオァァ!」

みたいな叫び声が。 テンションdown。

運転手が「これはヤバイな」の、一言で急発進。

すぐさま、その場所から 離れました。

近くのコンビニで話しました。

「さっきのなに⁉」 「知らねーよ!ってか杉沢村じゃねーじゃん!」 等と押し問答を繰り返してました。

答えなど出るはずもなく。 その日は黙って拉麺 食べて帰りました。

数年後…ドライバーの、奴と「五戸」から「二戸」の道。

「謎の壁に囲まれた建物」 を、探しに行きましたが 見付かりませんでした。

たいしたオチもないですが経験談です。

朗読: 繭狐の怖い話部屋

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