自分は燃やされていたかもしれない
私は昔、廃墟探索に興味を示しある日に友達と一緒に行こうと言った記憶があります。 誰もが行ったことのある心霊スポットを4個ほど、数か月をかけて、空いた日に行っていました。 最後に行ったのが…
私は昔、廃墟探索に興味を示しある日に友達と一緒に行こうと言った記憶があります。 誰もが行ったことのある心霊スポットを4個ほど、数か月をかけて、空いた日に行っていました。 最後に行ったのが…
ある真夏の夕方頃の話です。 なんの落ちも何もない話です。 真夏なのもあり、蝉の声のうるささが気にならないくらい仕事での疲れが酷かった私は、自室で寝ていました。 しかし、ふと人の気配を感じ…
僕はK県Y市の大学に通っていました。 都市部からだいぶ離れたうちの大学はただでさえ静かな環境にあったのですが、特に学舎のすぐに裏は鬱蒼と茂った木で覆われた裏山があり、その裏山が大学を周囲の喧…
「あっ、つながった」 異性間において、このように感じたり、その瞬間を目の当たりにしたことはないだろうか。 私はある。何度もある。 言い換えれば、全くの無関係だった男女が、お互いの存在を強…
知り合いのMさんから聞いた話である。 Mさんがとある小さな町に旅行した時、商店街の中にひっそりとあったアンティークショップで、古い指輪を購入したそうだ。 素材は恐らく純銀で、純度は高そうで…
彼と初めて会ったのはその部屋の近くのスーパーでした。 適当な飲み物を買い、彼のマンションのオートロックを彼が解除して、ドアが開いた時、急な寒気が私を襲いました。 その一部屋からすごく寒気…
高校1年生の冬。僕が所属しているサッカー部は結構ブラックだったもんで、冬休み中もほぼ毎日部活があった。 さすがにキツイと感じたので、ある時、2日ほど休むことにした。 朝、部活に向かうフリをし…
私は神奈川県Y市の都市部で生まれ育ちました。 幼少期通っていた幼稚園は、ひとつの寺院の運営する幼稚園でした。 よく覚えているのは園より寺院がメインともいえるような幼稚園だったことで、園の門を…
話は今からもう10年位前、私が大学生だった頃に遡ります。 当時私の母方の祖父母はまだ健在で、年に2回、長期休暇の時期に帰省するのが私の家族の習慣でした。 その年の夏も、私たち家族は関東か…
ある日、突然、会社に主任の母親が訪ねてきた。 主任はその日、出張で仙台に向かっていたはずであった。 ところが主任は、その日の早朝、駅の新幹線ホームで倒れ、心停止状態となり、近くにいた方に…
「雪の落ちる音で目が覚めたんです」 「いえ、雪の落ちる音……だと思ったんです」 幼き日、実家二階の子供部屋で寝ていた彼女は、ドスンという鈍い音に目を覚ましたのだといいます。 実家のある雪国…
ホラホリ好きの皆様に、ぜひともシェアしたいお話がある。 私の同僚の亮二さんには秘密がある。 隣人の飼い猫を轢き殺したことだ。 仕事から帰ってきて、駐車スペースに愛車をバックで入れていたら…