仏壇にまつわる話
これは、二十年経って、ようやく一つに繋がった話である。 二十年前、私は、仕事の関係で、東北のある小都市に住んでいた。 その時の同僚で、仮にお名前をMさんとしますが、まずは、彼女のまわりで起…
これは、二十年経って、ようやく一つに繋がった話である。 二十年前、私は、仕事の関係で、東北のある小都市に住んでいた。 その時の同僚で、仮にお名前をMさんとしますが、まずは、彼女のまわりで起…
今年の春、うちの支店にも数年ぶりに新入社員が配属された。 彼女は18歳で高校を卒業したばかりだったが、とてもしっかりしていて、臨機応変に対応できる賢さを兼ね備えていた。 彼女をMさんとする…
私の母は、心臓が悪く通院しており、常時薬を飲んでいる。 症状としては、激しい動悸、息切れ、度重なるめまいなとである。 先日、帰省した際、母が私に、こんな話をしてくれた。 母は、英語が好…
これは、ある個人経営の電気工事店に勤めるK子さんに聞いた話である。 K子さんは、パート社員だったので、毎日ほんの数時間、事務所で経理事務と掃除などをしていたそうだ。 社長と他の社員二名は…
私にも色々と青春時代の思い出があって、その中でも特に忘れられない出来事が、バスの痴漢男をボコった話である。 私は、高校生になって初めてバス通学を体験した。 市バスは、真ん中の扉から乗車し、…
知り合いのJさんは、学生の頃、北海道の大学に通っていた。 だから、彼の友人達も北海道に留まっている方が多く、今だにお歳暮やら年賀状などのやり取りが続いているのだという。 そのお歳暮の北海道…
職場の後輩のY美さんは、怪我をするたびに、必ずグロい詳細を報告してくる。 その話し方が生々しくて、私はわざと気持ち悪がるふりをして、相手をしてあげる。 「これ見てください」 彼女は、手のひ…
知り合いのK君が、数年前の飲み会の時に、怖い体験談として教えてくれた三つの話である。 まず一つ目は、K君が小学五年の時、学校の階段の踊り場で、友達数人とプロレスの真似事をして遊んでいた時、…
今から五年前の話である。 毎年夏になると、兄弟妹と私で四人、示し合わせて実家に集まっていた。 私は、妹が連れてくる姪達と遊びに行くのが楽しみで、その年の夏は暑さが心配ではあったが、姪達も小…
山菜のタラの芽は、ご存知の方も多いと思うが、東北地方ではコシアブラという山菜もよく食べられていた。 山菜は、環境の変化による影響を受けやすい。 この話は、東日本大震災より前の話である。 …
中学一年の時の話である。 私が通う中学校は、私が入学する五年程前に、火事で焼失して建て替えられたので、まだ新しい四階建てのきれいな校舎だった。 二学期が始まって間もなく、ある噂話が持ち上…
知り合いのJさんに会った時に、 「今度、夜逃げあとの住宅の改修工事に入るから、手伝いに来ないか」 と誘われた。 詳しく話を聞くと、隣り町の駅前の店舗兼住宅らしい。 田舎町なので、駅前と言っ…